告知時
- ショックや動揺、絶望が大きい。
- 眠れない状態が継続する場合も。
- 死への強い恐怖や家族を残していく不安がある。
- 治療継続にあたっての経済的な不安。
ステージの進んだ状態でがんが発見された患者さんや一家を支える男性に多く見られます。
治療時
- 治療中は治療に専念。
復職時
- 一段落すると、「これで元の自分に戻れる」との期待とは裏腹に以前の自分とのギャップ(「前できていたことができなくなった」)に葛藤や落ち込みを感じる。
- 徐々に疲労を蓄積してメンタルヘルスの悪化につながることも多い。
- 再発の不安。
復職してしばらく後
- 配置転換等による職場環境の変化により、上司、担当の仕事、同僚も変化した。
- 配置転換によりそれまでの配慮を言い出しにくくなる。
- 周囲にもストレスが溜まり、本人にプレッシャーを与えてしまう。
- 人目を気にしてしまう。
治療と職業生活の両立におけるストレス構造分析―当事者インタビュー調査―(2018)より