困りごとリスト
仕事ができなくなった
仕事ができなくなった〈体験者の声〉
- 記憶力が悪くなる、電話対応で以前の状況を踏まえての回答が難しい。
- 注意力が落ち、単純なミスが増えた。
- 業務の中にやや危険な現場業務が含まれている。
- 体力面での配慮が必要なことや荷物が持ちにくい。
- 薬の副作用で集中力低下があることを会社へ知らせたい。
- 死への恐怖も大きかったが、とにかく副作用がしんどい。
仕事のやる気がない
仕事のやる気がない〈体験者の声〉
- 仕事を辞めたい気持ちと辞めたくない気持ちが葛藤している。すべてが嫌。
集中力がない
集中力がない〈体験者の声〉
- 常にがんの転移や死への不安が頭にあり、ぼーっとしている状態が続く。
- 仕事中も心ここにあらずで、「なんでがんになったのか」とくよくよと考え続ける。
疲れやすい
- 家でぐったりしている 脳が疲れてるのかも? 😴心身を休める 😌リラックスする
- 身体に痛みやだるさがある 仕事の調整が必要かも? 会社
- 体力がなくなった 医師への相談が必要かも? 主治医
治療の影響を受けている
疲れやすい〈体験者の声〉
- 復職してすぐの時、痛みやだるさで、半日勤務でも帰宅すると横にならないといられないくらいぐったりしてしまう。
- 体力が落ちて、歩行が大変。
- (がん治療による)ドレーンを下げながら満員電車で通勤するがきつい。
日常生活がめんどくさい
日常生活がめんどくさい〈体験者の声〉
- 週末になると、とたんに人と会いたくなくなった。
- 朝起きるのがしんどかったり、だるいなってことがだんだん重なって、気がついたら何にもやる気が出なくなってた。
- 食べたいもの、やりたいことが根こそぎ無くなってしまった。
- 家から出られない、トイレに行くのも億劫になった。
食事への不安がある
食事への不安がある〈体験者の声〉
- 白ご飯のにおいで吐き気がする。
- 小分けで食べる必要がある。
- 食事時間や場所の配慮が必要になった。
眠れない
眠れない〈体験者の声〉
- 以前から目は覚めやすい方であったが、頻度が増えた。
- 夜中の2時ごろに目が覚め、そのまま起きてしまう。
- 睡眠薬を飲むと目覚まし等でどうしても起きられずに寝坊することがあり、その頻度が増えるのが怖い。
イライラしやすい
イライラしやすい〈体験者の声〉
- イライラして、子どもと衝突することもあった。
- ちょっとしたことで、家族や職場の人に当たってしまう。
- 「もっとできるはずだ」と以前の自分とのギャップに対するストレスを感じる。
周りの人からの目が気になる
周りの人からの目が気になる〈体験者の声〉
- 「この人に上司はどんな風に自分のがんのことを伝えたんだろう?」「どんな風に思ってるんだろう?」が気になって仕方ない。
- 会社に知られるのが嫌だという気持ち、組織に迷惑をかけたくない。自分の弱さを認めたくない。
- 周囲から「なんであの優秀だったころに戻らないんだ」と苛立ちが見える。
自分が悪いとよく思う
自分が悪いとよく思う〈体験者の声〉
- 体調だけでなく、気持ちの面のもやもやが続く。普段の自分ではないような。
- 病気して自分は変わってしまった、ダメになったな、と思う。
これから先のことを不安に感じる
これから先のことを不安に感じる〈体験者の声〉
- 会社に知られるのが嫌だという気持ち、組織に迷惑をかけたくない。
- 自分の弱さを認めたくない。
- 抗がん剤が高額で、経済的な辛さ、将来の見通しが立たない不安を感じる。
- いつから仕事に復帰できるかなど具体的なことを知りたい。
治療と職業生活の両立におけるストレスマネジメントに関する研究
患者対象インタビュー調査(2018)より