2. リラックスすること

気晴らしになることをする。

気晴らしは「ディストラクション(distraction)」とも言います。
ディストラクションとは、集中させていた意識を意図的に散らし、気分転換やストレス解消につなげることです。

仕事や家事以外の何か別に注意を向けるものを作ることで、効果的に注意をそらすことができます。

積極的に人と話す
スポーツなどで体を動かす

①積極的に人と話す

自身の今の気持ちや考えを人に話すことで、気持ちがすっきりすることがあります。
また、仕事や家事以外の人間関係を作ることで、日々のことから解放されるのもいいでしょう。

例えば…
・友人や知人と会って話す
・昔馴染みの友人と電話で話す
・ピアサポートの会(同じように病気の治療を経験した人たちの集まり)に参加する

②スポーツなどで体を動かす

激しい動きや運動をすることで仕事や日常生活から離れて、頭の中を一度真っ白にしましょう。
旅行に行ったり、休日や仕事帰りにスポーツなどで体を動かしたりすると、呼吸に注意が向くので、心配や悩みごとから注意をそらすことが出来ます。

例えば…

・散歩
周囲にある街や自然の新たな魅力を感じる
足の裏の感覚を味わってみる
・登山
一歩一歩踏むことに集中する
普段見られない景色を見て感動する
・サーフィン
波に乗ることに集中する
・テニス
走ってボールに追いつく
ラケットにしっかり当たるように集中する
・サウナ
暑さなどの体の感覚に集中する


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マインドフルネスをする。

「マインドフルネス」とは「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」と定義されています。

日本マインドフルネス学会より

仕事などのことを考えながら寝ると、交感神経が優位のまま眠ることになります。
交感神経優位な状態とは、車で言うと、アクセルを踏んでいる状態。
このまま寝ると睡眠中も脳活動が活発のままになり、睡眠は浅くなってしまいます。

副交感神経を優位にして、リラックス状態を作り出すことが必要です。

どんな状態がリラックス状態なのかといえば、
✔️全身の筋肉が緩んでいる
✔️呼吸が深くゆっくりしている
✔️「いま、ここ」にあるもの以外に意識が向かない

の3つが挙げられます。

「何をすればリラックス出来るのか」は人によって違いますが、
「リラックスできている状態」は全ての人に共通している
のです。

リラックス状態を作り出すためには、マインドフルネス瞑想が効果的です。

動画を見ながら、実際にマインドフルネス瞑想をやってみましょう。

・3分間マインドフルネス瞑想一般社団法人マインドフルネス瞑想協会より)
・10分間マインドフルネス瞑想一般社団法人日本マインドフルネス協会より)

まずは自分できそうな対処をしてみましょう

1. 体や気持ちを休める
2. リラックスすること
3. 仕事や家事に取り組むための工夫

気晴らしのこと、もっと詳しく知りたい方へ

気晴らしの仕方がもっとわかる、「リラックスの方法」パンフレットを作りました。

仕事のことや悩みについて考えすぎてしまって困っている人や、適切な情報が必要な人に届きますように。

このパンフレットを読むと、こんなことがわかります。

  1. リラクセーションの必要性
  2. リラクセーションをする具体的な方法

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