脳疲労の統計データ
復帰後にがんばりすぎて、脳疲労(高ストレス状態)になった人の統計データ

脳疲労とは?

脳疲労とは、さまざまなストレスが加わることで、脳機能が低下し、仕事や日常生活に支障をきたしている状態です。

下の図では、元々その人が持っていた能力のキャパシティを超えてしまうストレスや負荷が大きくなった人が脳疲労(高ストレス状態)、過剰適応(頑張りすぎ)に陥ってしまう流れを示しています。

 

下のグラフは、何かの病気の治療を経験した方々の日常生活や仕事のパフォーマンスを表しています。

元気な時と比べて、「最初の入院~退院までの間」に好調群で5割、不調群で3割、全体の平均が約5割まで落ち込みます。退院後、通院を始めた際のパフォーマンスは約8割と、元の状態に戻るまでに時間がかかるという結果になっています。

はたらくがん患者の心と身体の変化に関するインターネット調査(2018)より

はたらくがん患者の心と身体の変化に関するインターネット調査(2018)より

どうして頑張りすぎてしまうのか?

治療が終わると…

いよいよ、治療が終わり日常生活へ復帰!

休んでいた分、家族や職場の人に
「これ以上迷惑をかけたくない」という気持ちが大きくなる。

これまで休んでいた時の分をカバーするために、
家庭や職場でも以前と同じように頑張ろうとする。

また、家族や職場の人からも
「以前のように戻るだろう」と信じられているため、
その期待に応えようする。

多くの人はこのような気持ちになっていると考えられます。

特に「職場や家族にこれ以上迷惑をかけたくない」と考える人は、

治療後の復帰経験者のうち60%にものぼるとわかっています。

 

しかし、入院治療を行った後の状態は…

・体力が落ちている
・治療の影響によりできないことが増えた
・仕事のパフォーマンスがすぐに以前のようには戻らない
・病気への不安や考えが湧いてくる
・配慮により配置転換をしたことで、環境や人間関係が変化する

このような変化が少なからず起こっています。

たくさんの環境変化や以前と同じパフォーマンスができない中で仕事や家事をしようとすると、
「頑張りすぎ」で心身に無理をさせることが続いてしまいます。

 

あなたの「頑張りすぎ」程度はどのくらいでしょうか?

チェック☝️してみましょう。

脳が疲労するとは?

脳が疲労するとはどのようなメカニズムなのか?知りたい方はこちら。

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